プロはプロ

昨日の続きです。

プロはバンカーショットを打った直後にバンカーから駆け上がってすぐにグリーンに行きます。

ホッとしたり喜んだりは後回し、まずはボールが見えるべスポジまですぐに走ります。

そしてボールがピンに近づくかどうかは二の次、三の次で、ボールの転がり方とボールの軌跡を追います。

転がり方を見る理由は、同じゴルフ場なら同じコンディションのグリーンを全てのコースに適用しますから、他のグリーンに応用させるために脳に記憶させます。

そしてボールの軌跡は、他の似たようなコンディションのグリーンでどのように曲がるのかを脳に刻むために追います。

そして何より、プロは同じコースで4日間プレーしますから明日以降のグリーンの攻略のために勉強します。

カップにボールが入るかなんてどうでもいいんです。

そりゃもちろん入って欲しいですよ。でも、バンカーから打ってカップにそのままボールが入る確率なんて1%ですから、そんなものに期待しない。

それにもう打ってしまっていますから自分では何もコントロールできないしやり直すこともできない。では、何をするか。

学習するんです。

自分のボールから、次回に活かすための情報を全て学習する。

反省や感情なんて後回し。自分のゴルフから自分でその場で学んでいるんです。

そしてさらに、ボールがカップを外れて通り過ぎてからの所作が、プロとアマチュアでは月とすっぽんです。

つづく

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