むむむ

時を戻します。歌手はどなたが存じぬアニソン歌手ですが、やばい。

僕はバスケをやっていましたが、バスケは1対1で相手に勝つのが最も難しいスポーツ。でも一つだけ、技術やフェイントを超えて、絶対に勝てる要素が存在する。

それは加速度。

0から100まで加速力と、100から0までの減速力。

F1の加速力で突っ込まれたら抜かれる。抜かれると思って重心を後ろに移した瞬間に、壁にぶつかったかのような急ブレーキで止まり、その場でシュートを打たれたら止められない。

技術や体格をはるかに凌駕する加速度。この歌手にはそれがある。

強弱を一瞬でワープする。そして有り得ない箇所でビブラートを使う。ビブラートを使いやすいところでは敢えてストレートで勝負する。しかも完全なストレート。

透き通る声を持っているのにゴスペル歌手の唸り声も出せる。

やっぱりプロはプロだ。運も確かに存在はする。でも、その次元ではない。運を持ち出す土俵は頂点まで行きついた者同士の最後の現場で運が肥大化する。

一般の人、ユーチューバーの人、たしかにすごい。でも、やっぱり正真正銘のプロって一流です。

4000勝を超える史上最強ジョッキーの武豊さんがこんなことを言ってました。

「よく言われるんですよ、あの馬に乗れるなら誰でも勝てるってね・・・。じゃ、なぜ自分はその馬に乗れないのか。それを考えないと。」

第一線で勝負していない人とプロをそもそも比較しするのはナンセンスでした。

お金を稼いでいれば当然プロですが、それと一流とは話が別。

行くレストランによって服を変えるように、一般人、ユーチューバーというジャンルで引き続きうまい人を楽しみ。プロはプロで着替えて楽しむ。

ところで

自分はどの線で勝負しているのか。一流のプロとして長年ビジネスに取り組んで来たつもりが、もしかしたら周りからは「うまい一般人」「ユーチューバー」としてお金を払ってもらっていたなんてことはないだろうか。怖い話ですが無い話ではありません。じゃそれを見極めるにはどうすれば良いのか?どのモノサシなら見極められるのか。そして一線に居続けるためには。

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