自粛慣れ

よくよく考えてみると、一人っ子だったからなのか、母子家庭で親がずっと仕事していたので一人の時間が長かったからのか、昔から自粛みたいな生活をしてたなと(笑)

中学、高校になって、なんでみんながつるむのかがよく分からず、社交的に付き合ってはいたもののメインディッシュは一人の時間でした。

ゲームして、マンガ読んで、映画観て、いやその映画をレンタルショップで選ぶ時がもうすでに至福の時間でした。

ビデオの棚の端から、すでに観た映画を回想しながら「あー、こうだったなー!」とか「あれ、この脇役の名前なんだっけ?」とかやってるだけであっという間に時間が流れて「もう一回観ちゃおうかな」とか悩むのも楽しいし、逆に観たことがない作品に出合うとキャストと監督で興奮したりとか、まぁそこに中学だ高校だの青臭いガキが入ってくる空間は無く、完全に「俺と世界」でした。

でも、高校になるとバイトができますから、そこから一気に出会う人の制限速度が変わる訳です。今までは自転車で飛ばして遊んでいたのが、大学生や社会人や店長や社長という人種と会えて、酒を飲んで(当時はありでした)、一気に高速道路で走る人生へと自分の世界観が変わるんですねー

そうなると、ガキだらけの環境ではなくなって「ちょっと家から出てみようかな。」となるんですね。

週6でバイトしていましたが、休まなければいけない週1が嫌で嫌で。

仕事をしているというより、先輩に会いに週6でバイトに行ってました。

同級生がかっこつけて吸うタバコとは全く違う、店長が深夜にレジを集計して一円も違わず終えた時に「白須、レジ合ってたよ。今日もお疲れ。」て言って火をつける大人のたばこ、かっこよかったな~。閉店後だから一円もバイト代が出ないのに、レジ締めを一緒にして、金勘定して、銀行の深夜窓口に入金にいく道中に「今襲われたら30万円どうします?」とか聞いたら「バカ、30万で命かけねーよ、くれてやって帰るよ。」とか即答されて、心の中で「おとな~」とか思いながら、店に返ってそのまま朝まで先輩と話してたな~。

  • X