濃霧警戒

先日、コーチやコンサルをやっている仲間と飲む機会があり、あるテーマで困惑している場面がありました。

コロナ禍で、企業で結果を出しているプロが講師業に参入してくるという話題でした。

私は以前からコーチ、コンサル、セミナー講師を否定的に見ていて、もうセラピストなんて論外です。

それは、人は自分で経験したこと以外、理解できないという真理に基づいています。

両親がいない子供に「君の気持ち分かるよ。」なんて言えないし、がんになったことが無い人ががん患者に「あなたの気持ち、よくわかります。」なんて言えませんよね。

同じように、例えば起業コーチという人種は、自分が起業したことが無ければ教えてはいけない。まぁ教えるのは勝手ですが、僕は野球をやったことが無い人から野球を習いたくないし、将棋をやったことがない人に将棋を教わりたくない。何を教わるのか?

そう言うと

「いやいや、私はちゃんと認定コーチ、認定コンサルの資格を取ってからちゃんと起業しましたよ。」

という人がいます。だったら【認定コーチを取って起業するための方法講座】しか教えられません。サービス業や飲食や、一般企業の起業方法は知らないから教えられません。そもそも国家資格でもない何の効力も無い資格なんて、その発行元が金儲けのために作ったものだから意味がない。

勉強熱心で勤勉な日本人から搾取している極悪商売です。

ただ、先日飲んだ仲間は、その道で何十年も結果を出している正真正銘のプロで、どういう経緯で講師業をしているかは知りませんが、クライアントに結果を出させている訳ですから胸を張って生きて良い訳で、それは前述の極悪人には該当しません。

でもなぜか、BtoBの業界から企業で結果を出しているプロが参入すると聞くと困惑していました。どうしたらいい?て、誰も僕に聞かなかったから答えませんでしたけど、僕には道がはっきりと見えていました。

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