アートの重み

昨日のロゴマークの表現について肉付けしましたので、もしお時間ありましたら長いですがお読みください。

一言で表現すると、うちの会社の4つの経営理念が新しい世界を作る。それをイメージしました。

4つの理念が融合した時、それは自社の利益も、他社の利益も、世界の利益をも超越した新しい概念が生まれて、何かこう資本主義社会を越えたもっと進化した世界に行けるのではと。

競争と共産とが見事に調和した新しい概念、堕落もせず出し抜きもせず、それでいて闘志みなぎる仕事をして競争と調和を生み出す世界。

そんな新しい概念を生み出したい。

そもそも4つの経営理念はどうでも良くて、もっとそもそもだと、経営理念自体あってもなくてもどうでもよくて、やりたいことはただ一つこれだけなんです。

社会主義でも民主主義でも共産主義でも資本主義でもなく、新しい社会の在り方、会社の在り方を創りたい。 

どうやったらできるのか。いや、そもそもそんなことができるのか。いや、それ以前にそんな世界が存在するのか。

想像できるものは作れると誰かが言っていたけど、これはまだ想像もできない世界。

想像もできないし、未来に存在し得るのかも分からないし、創る自信もない、それでもまだ見ぬ新世界へと舵を切り、夢と現実の境界線を航海する。

軽い言葉で言うなら男のロマン。

しっかりした言葉で言うなら、いくつかの言葉を組み合わせないと説明ができないのでここから長くなります(^^;

ロゴマーク一つでどんだけ語るんだって思いますよね・・・

長文失礼します。

その言葉はまだ存在していませんが、似た表現を過去の偉人がしています。

・一つ目

紀元前の中華戦国時代を描いたキングダム。そこに登場する趙国の三大天、李牧の言葉を借りるなら「大義」です。

利益や人の命など小事、国家が最上位の時代。そしてその国とイコールの最上位概念である王。

国と王の2つの絶対神の前では全ての事は無と等しい時代、それが紀元前の春秋戦国時代。

その時代にあって、李牧は敵将に対してそれをも超越した「大義」を一度だけ口にした。そして詳細は伏せた。

言葉では語り尽くせないし、語り尽くしたところで理解もされない。そもそも語れば語るほど純度が下がるもの。

故に「あなたには大義が無い」と、一言だけで秦の大将軍を一蹴した。

・二つ目

同じく春秋戦国時代、秦国の法律家、李斯は法とは何かと聞かれ「願い」だと答えた。

国が民にこうなって欲しいと思う「願い」だと。獄中で寝る間も惜しんで法律を書いていた李斯。

秦の新しい法律を作るために、政治のトップの昌文君が李斯に教えを請いにわざわざ汚い牢屋まで訪ねて来たのに、李斯は質問に答えると「邪魔だ。用が済んだらさっさと帰れ。」と、また法律を書き始めてしまう。

昌文君が「お前はこんなところで一生を終える気か?」と聞くと、李斯は「そんなことはどうでもいい。この法を作れるのは中華に俺しかいない、生きている間にどこまで次の世代に残せるか、時間が惜しいから早く帰れ。」

・三つ目

同じく春秋戦国時代の(またかよw)秦の始皇帝は、国や王が民を統治するから戦争が無くならないと言い、全ての民を国や王ではなく法が統治する法治国家にすることが「道」だと言い、実際に戦争を終わらせて中華を初めて一国に治めた。

この3つの例え以外にも、精神世界の話になってしまいますが仏教なら「境地」や「解脱」、宗教家なら「神」、愚民なら「宇宙の声・・・」いやこれは違うな(^^;

人にはそれぞれ万物を超越した最上位概念があるでしょう。

でも精神世界を後回しにしたのは、人によってはそれが全てだったり、拠り所にしてしまったり、なんなら逃げ道になるからなんですよね。

裸一貫で起業して結果を出した経営者が言う「神」や「無」や「真理」と、他のそれとでは同じ言葉でも天と地ほどの差がありますから。

その点、春秋戦国時代は常に死が隣り合わせで、神なんて生ぬるいものに運命を委ねない。そして上官や王や国家は絶対。

この一戦に勝利するなら自分が死のうが構わない。その一戦、一戦が国や民の礎となる。

その状況下で国や王や民を超越する「大義」「願い」「道」を掲げる視点の高さ。でもそれは回り回って国と王と民に回帰する。

この3語をもってしても言い表せないまだ見ぬ「○○」が僕の中で芽生えていまして、それをロゴマークで表現してみました。

あ、こんな偉そうなこと言ってますけど、もちろんこのデザインを僕が作れるわけがなく、プロに頼んでますよ(^^;

経営理念や経営指針なんて無理やり作るものじゃない、この結晶化できない〇〇の言語から雫が落ちてきて無理やり仕方なく今の言語に落としただけ。

あ、そう思うとなんかまだ今の経営理念は違うから、近いうちに経営理念を刷新しますね。

この長文や想いをたった一つのロゴで表せるアート、てすごいな。アートは言葉を一瞬で超越するのか。

そう思うとアートワークって会社名、いいな(-_☆キラリ

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