シミュレーション

電子機器が高性能化・高速化する中で、プリント配線板(PCB)のシミュレーションは設計段階から欠かせないプロセスとなっています。シミュレーションを活用することで、試作前に問題点を発見でき、開発コストや時間の削減につながります。今回は、PCBシミュレーションの基本的な考え方と手順について解説します。

PCBシミュレーションとは、CAD上で設計した回路や配線パターンに対し、信号品質(SI: Signal Integrity)電源品質(PI: Power Integrity)、**電磁両立性(EMC/EMI)**などを解析し、実際に基板を製造する前に挙動を予測・検証する技術です。

代表的に確認できることは以下の通りです。

  • クロストーク(隣接信号線の干渉)
  • 反射(インピーダンス不整合による波形歪み)
  • 電源ノイズ(デカップリング不足やプレーン共振)
  • 放射ノイズ(アンテナ効果による不要輻射)