一流の理由

この日分かったことその2
プロゴルファーと普通に話せる。
ボランティアスタッフはゴルフファンというのを押し殺して運営側に徹します。
なので僕は一言も話さずに黒子に徹しようと決めていました。でも、あるきっかけで話した方が良いことが分かりました。
それは、池に入れてしまった選手がキャディさんと一生懸命ボールを探していたからです。
ボールなんてスポンサーから無料でもらえるのになんでそんなに探すのかなと思ってましたがすぐに分かりました。
プロゴルファーは誤差1%でボールを打てます。100ヤードなら±1ヤード以内に打てる、200ヤードなら±2ヤード、300ヤードなら±3ヤードに打てます。それがトッププロです。
それを分かっているのでコースは難しく作ってあります。
森、木、バンカー、池、石、ラフ、高低差、うねり、様々なハザードで選手にプレッシャーを与えてミスショットを誘います。
僕はラフのボール探しでしたがラフに入れるのは一緒に回っている著名人ばかりでプロは一人もラフに打ちませんでした。
じゃなぜ池に入れるのか?
池が終わる端がちょうど300ヤード(273m)になっていて、それを越えればグリーンが目の前に見えて次が狙いやすいという罠。
そしてその池の端がコースが曲がっていて、ボールを打つティーグランドからは見えないんです。さらに池の手前は林にしてあり木で池が見えない。
選手の視点では、その先に池があると知っている森の中に打つという状況です。300ヤードをキャリーで(ボールが落ちてからの転がりを含めず)打ててOBにもならずに森に打つ。
それを狙うか、または見えているけどグリーンから遠いウェアウェイに安全に打つか。アマチュアはもちろん300ヤードも飛びませんから全員フェアウェイに打ちます。(それでも池に入れてましたけど、気持ち分かる…)
ではなぜ池のボールを探すのか。

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