「基板調達コスト5分の1を実現!」

今回のお客様株式会社ワコム プロダクト統括 製品設計部 製品設計4グループ 横田 賢 様
聞き手アートワーク株式会社 白須

第1回となる今回は、「プリント基板.net」を活用して多数の試作基板を作られている
株式会社ワコム様へお伺い致しました。
株式会社ワコム様は、言わずと知れたタブレットのリーディングカンパニーです。
国内外のPC用ペンタブレットの分野においては、圧倒的なシェアを誇る企業様です。

マウスのかわりに、まるでペンとノートのような使いやすさで、
パソコンの操作やお絵描きをはじめとする いろいろなソフトを豊かな表現力で楽しむ事ができます。

日本が世界に誇るアニメやゲームのコンテンツ開発には欠かせないツールです。

■白須:横田様のお仕事について教えて下さい。

■横田様:ワコムブランドで発売されるタブレット製品のうち、主にコンシューマ向け製品に関わっており、その中でタッチセンサーの開発も行っています。
それらの開発に「プリント基板.net」を 活用しています。

■白須:今まで色々な基板会社さんと取引されていたようですが、率直なご感想をお聞かせ下さい。

■横田様:大手基板製造メーカーをはじめ、WEB通販企業まで、色々と仕事をお願いしてきました。 同じ仕様の基板を作った場合、特に大手基板製造メーカーとの製造コストの違いは明白です。

■白須:参考までに大手製造メーカーとは、どれくらいの価格の開きがありましたか。

■横田様:おおよそ4~5倍の価格の開きがありました。やはりイニシャルコストが 試作基板では価格に占める割合が大きくなっていました。
仮に「プリント基板.net」で従来と同じ金額をかければ、何度も改版ができることになり、試作の段階ではとても有益です。 中堅規模の基板製造メーカーでも、3倍以上の価格差がありました。
以前の職場ではコストを重視する事は、あまり無かったのですが、 今は製品の量産まで視野に入れてQCDのバランスを重視して おりますので、当然コストに対する要求もシビアになっています。

■白須:「プリント基板.net」の基板製造サービスついてご意見を頂きたいです。

■横田様:仕上がりは綺麗ですし、納期も明確なのでこちらのスケジュールが組みやすいです。 頼んだ仕事に対して結果を読めるということはとても大切だと思います。 当然基板製造以降の工程も余裕がありませんので・・・
見積り金額にも満足しています。こちらから無理も多少は言っていますが(笑) タッチセンサーは特殊な配線パターンの引き回しが必要なのですが そういった引き回しでも、しっかりパターンが形成されています。
今までは通常の製造基準で作成してもらっていますけど 今後は、より精度の高いものをお願いする事もあると思います。
改善要求としては、製造前のチェック体制を更に強化してもらいたいです。
どうしても短期間で基板設計を進めるため、
DRCをかけずにデータをお渡しするケースがありますので。

■白須:今後、製造前チェック(MRC)を行える仕組みを構築しますので、今暫しお待ち下さい。

■横田様:それと、銀スルー試作でもっとコストが下がると良いのですが・・・

■白須:今後の検討課題にさせて頂きます。

聞き手 風間からひと言

ワコム様はWEBからのお問い合わせをきっかけに、現在では多数の試作基板と基板設計のお仕事をさせて頂いております。また横田様は、基板製造のシェア拡大に多大なお力添えを頂いた他 今回の突然なインタビュー依頼にも、快く対応して頂きました。インタビューさせて頂いた中で「プリント基板.net」のコンテンツ強化に繋がるヒントを頂けました。 ご協力ありがとうございました。

【横田 賢様プロフィール】

大手企業で大型コンピュータのロジック設計に携わり、2007年1月より現職

【事業内容詳細とお問い合わせ先】

株式会社ワコム(東証一部:6727)は、米国、ドイツ、中国、韓国、オーストラリア シンガポールを拠点としてグローバルにビジネスを展開し、世界150カ国以上に 製品を提供しています。1983年の設立以来、自然なインターフェイス・テクノロジーによる 人とテクノロジーの融合というビジョンを基盤にビジネスを展開し、 ペンタブレット、液晶ペンタブレットをはじめとするデジタル・インターフェイス・ソリューションの 世界トップ・メーカーとして広く認められています。

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